先日、中国のおみやげで、現地で250円くらいだったからという偽物のLightningケーブルをいただいたんですが、それがあまりにも精巧で完成度が高すぎてちょっと戦慄を感じるくらいの代物だったのです。
実際の現物はこんな感じです。
▼ 箱までもプリントで作っている?
たぶん少し離れたところから見ると本物の箱と見分けがつかないと思います。
▼ アップで見るとそのプリントがぼやけててなんとかコピー品だとわかります。
ちょっと手元に本物の箱がないので比較が出来ないんですが、あたかも本物のように全てがプリントしてあります。
肝心の中身の Lightningケーブルはこんな感じ。
綺麗に束ねてあります。
だ、だけど… かなり本物っぽくないですか???
▼ これ偽物だとわかる???(・_・;
なんか日本で売ってる偽物のケーブルは、ジャックの部分が大きかったり、雑な作りになってるものをよく見かけますが、これは本物とまったく同じ大きさです…。
ちょっと本物のケーブルと比べてみます。
どちらが本物でどちらが偽物かわかりますか?
う〜ん…(,,-_-)
正解は、左が本物。右が偽物です。
以下、同じ。
ぼくが唯一確認できたのは、USB のマークのプリントの濃さの違いだけ…。
あとは、実際使用してみての『品質』だと思うのですが、今のところ問題なく充電できています。
これなんだろう… 本物の工場から流出した偽物とかなんだろうか…。
う〜ん。
なんだかこれってすごく考えさせられるなぁ…(,,-_-)
なんだろう。
いろんな粗悪なコピー品や、笑っちゃうような模倣品がよく話題になるけれど、ここまでそっくり同じものが存在すると、『本物』とか『偽物』とかってその言葉が意味するもはなんだろうという感じになる。
そもそも『本物』だって同じ国で作られてるわけだしね。
それだけの物が作れる「技術」と、良い意味でも悪い意味でも “常識” や “モラル” を打ち壊して物を作り上げれる「パワー」がそこにはある。
それって恐ろしいくらい可能性を秘めてるパワーなのかもしれない。
世界を引っくり返して、また1から新しい世界を作り上げれるパワーがそこにあるのかもしれない。
…なんて。
ちょっと背筋が凍るような戦慄を憶えるのでした。
負けてはいられないね。