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人は儚いもので

突然、父が幻覚を語る人になってしまった。


お医者さんからはアルツハイマーだの痴呆だの認知症だの言われた。よくわからないけど。

それはかなり突然やってきて。

昨日まできちんとしゃべっていた人が急に幻覚を語るようになった。
おかしな行動をとるようになった。
会話が成立しなくなった。
自分ではもう何もできなくなった。

この数日だけで、人がガラッと変わってしまった。

確かに思い返せば、兆候はなくもなかったけれど。

以前から周囲の言うことは聞かずに我儘なことばかりする人ではあったが、ここ一ヶ月の間、特に奇行が激しかった。

会社を突然立ち上げてたり。
何千万円もする事業を突然契約しようとしてたり。
大量の借り入れを起こそうとしてたり。

なんとかいろいろ止めたけど。

今、その後始末で奔走している。

人の事を全く思いやることができない父で、いつも周囲を振り回して。本人はよかれと思ってやっているのだろうけど周りはいつも迷惑していて。

そんな傲慢な父ではあったが、今、急に子供のようになってしまった。

それは突然来た。

もう何も出来ない人になってしまった。

そして今は、ありもしないことをぽつぽつと語っている。
きっと、起きてはいるけれど夢を見ているのだろう。
夢を語る人になってしまった。

なんだか「人」って儚いなと思った。

…そういえば、この感覚は10数年前に母が亡くなった時にも感じたものだ。

そうだ。人は儚くて脆いんだ。

そう思えるようになってから、きっと「死」が怖くなくなった。
それは人の死も、自分の死も。
その時に、「死」を受け入れたのかもしれない。

人はね、必要とされないと生きていけない生き物。

でもね、僕は守りたい人がいるから今頑張れる。

きっとそんなもんだ。

written by ノリロウ

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