幼少期、自我の確立に少なからず影響を与えてくれた『漫画』というものが、誰しもいくつかはあるのではないかと思う。
それらは、思い出深いものとなって、恐らく潜在的に淡く心の中にずっと残っているもの。
自我の形成や、その後の人格形成まで深く影響しているものもある。
漫画やアニメは今となってはそれくらい重要なものだ。
…と思う。
まぁ、そんな話はいいとして、今回は『ミニ四駆』を買って来たよ、というお話。
なんだか流行っているらしい。
☞ [Å] 私の愛車!ミニ四駆超初心者女子はタイヤの設置に大苦戦!! | あかめ女子のwebメモ
かつて自分がミニ四駆と最初に出会ったのは『ラジコンボーイ』という漫画からだった。
そういえば、人生で一番最初に読みふけった漫画は『ラジコンボーイ』だった。
あとは、『プラモ狂四郎』か。
ラジコンボーイから入ったので、確か最初に手にしたミニ四駆は、ホーネットかホットショットかそのあたりだったと思う。
今日、ヤマダ電機に行った時にたまたまミニ四駆のワゴンセールをやっていて、ふと『ワイルドウィリスJr.』と、『ホットショット』が目に入ったので目頭が熱くなり、ついミニ四駆を買ってしまったという流れだ。
ラジコンボーイはこの『ワイルドウィリスJr.』なくしては語れない。
あのバッファロー号だ。
当時、角を付けたりして遊んでいた記憶がある。
そして、次にホットショットだ。
これを見てしまって、今回、ミニ四駆に再び手が出てしまったのだ。
たぶん、このホットショットを見ると、熱いものが込み上げてくる人も少なくないのではないだろうか。
ただ、このホットショット、当時のシャーシとは違い、最新型になっていて、ちょっと寸胴な感じだった。
ホットショットの他、スーパードラゴンやファイヤードラゴンなど涙ものの車種も多くあった。
そして、ワゴンの中にはその他たくさんの懐かしい車種がありかなり迷ったが、結局、衝動的に購入してしまったのはこれだった。
これは確か、ラジコンボーイの後のミニ四駆ブームの中心となった『ダッシュ!四駆郎』の中の車種「エンペラー」。
当時、自分も使っていた。デザインが好きだった。
このオレンジのラインを見ると記憶が蘇る。
たぶんミニ四駆に一番熱くなっていた時期か、もしくは終焉を迎える頃だったか。
この後だったかどうかはもう記憶は曖昧だか、『アバンテ』が新シャーシになったころにミニ四駆から卒業したような気がする。
まぁ、でも当時はジャパンカップやら何やらデパートの屋上などレースが行われていて、本当に熱中していた。
余談だが、当時はもちろん自分で使えるお金はなく、それでも試行錯誤して『改造』を施していた。
車体の軽量化のために穴を空けたりするのだが、今は亡き母親のアイデアで、「線香」で穴を空けた。
ドリルを持っていなかった為だ。
当時、「工具」に物凄く憧れたものだった。
その後、だんだんと工具も揃えていったはずのだけれど、今となってはもう残っていない。
あれは全てどうしたのだろう…。
唯一、残っているのが、このタミヤのニッパーだ。
ニッパーも、タミヤ製はちょっと高く、最初は無名のメーカーのものを使っていたが、お小遣いを貯めてこの憧れのタミヤのニッパーを買った記憶がある。
ということで、さっそくこのタミヤのニッパーで買ってきたものを作ってみる。
なんだか泣ける。
この箱。
懐かしいこの感じ。
ギアや細かいパーツ。
ローラーが最初から付属されているのは驚きだ。
ベアリング部分のパーツは当時のままだ。嬉しい。
当時の改造パーツは『ボールベアリング』が物凄く高級だった記憶がある。
今の新しいシャーシは、改造パーツが付け替えやすく設計されているようだ。
そして、ちょっと驚きだったのが、モーターのシャフトが前後で駆動するようになっていること。
それから、シャーシは 3つのパーツにに別れている。
なんだかとても斬新。
この時、初めて気づいたのだが、シャーシは何種類もあるようだ。
これは、MSシャーシというものらしい。
なんと、モーターがセンターにある。
後部ではなくなっていて、その進化にただ驚くばかりだ。
たぶん、車体が安定するのだろう。
そして、一通り完成。
塗装も何もせず、ただデカールを貼っただけだが、なかなかかっこいい。
たぶん、滅多に使うことがないノーマルのタイヤ。
ローラーが標準装備なのは驚き。
リアまで標準でバンパーとローラーがある。
なんだかとても進化してるね。
いい車種だ。
お盆だからか、なんだか思い出にふけってしまったが、たまにはこういう休暇もいいかもしれないなと思った。
次は改造してみるかな。
ラジコンボーイをまた読んでみたくなった。
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どこかにないかな。
漫画は偉大だ。